日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2022年9月7日人間関係を良くするためにほめことばを使おう!



★話し方は人間関係に大きく影響する


人間の悩みのほとんどすべては「人間関係」に関するものだと言われています。そう言われて思い返してみると、私の悩みも人間関係に関するものがほとんどです。だとすれば、人間関係を良くする術を知っていれば、悩みも少なくて済みます。実は、人間関係を良くする上で、話し方はとても重要な役割を果たしています。日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中セミナーでは、この人間関係を良くする話し方をお伝えしています。今回はその中から、ほめことばを使う、ということについてお話します。




★ほめことばは人間関係を良くする


先に述べたように、話し方は人間関係に大きく影響します。例えば、人の悪口など相手が気持ちよく聞けない話ばかりしていると、人間関係は絶対に良くならないでしょう。人間関係を良くする話し方の一つに「ほめことば」があります。私自身、ほめことばはとても大切なものだと思っていますし、日本話し方センターのほめことばの講義を聞いて、とてもためになった経験があります。



★私の体験談


私は、前職の銀行員時代から数えて約30年ほど、管理職として、多いときには60人くらいの人をまとめながら働いてきました。しかし、10年ほど前に、特に若い人たちと距離を感じるようになったことがありました。彼ら彼女らから話しかけてきたり、相談をされたり、といったことが少なくなっていたのです。年齢差が開いてきたからかも知れませんが、この距離感、何とかしたいなぁ、と思っていました。


そうした時に、2日間集中セミナーでこのほめことばの講義を聞いたのです。「そうか、彼ら彼女らをほめれば、お互いの関係がよくなるのでは!」。そう思ったのです。実は、私はそれまで人をほめることがとても苦手でした。「A君は仕事ができるね~」などとほめると、「あっ、じゃあ、自分は今のままでいいんだ」と思われてしまう。まだまだ伸びしろがあるのに、そこで成長が止まってしまうのではないか。そうした勘違いをされるのが嫌で、ほめられなかったのです。


しかし、ほめことばの講義で「事実をその場でほめる」という話を聞いて、ほめ方がわかったのです。その人が具体的にしたこと、言ったことをその場でほめれば変な思い上がりや勘違いはされない、と気付いたのです。それから私は、具体的な行為や発言で、いいなぁ、と思ったことををすぐに言葉に出してほめるようにしました。「あなたのメール、短くてとてもわかりやすいね!」「さっきの会議、君の発言で流れがグッといい方向に変わったね。ありがとう!」「さっきのお客様との電話、とても丁寧な応対で感動したよ!」。その結果、彼ら彼女らから声を掛けてくれる回数が増え、距離が縮まった手応えがあったのです。今でも、「あっ、いいな!」と思うことがあると、その場でその気持ちを言葉にすることを心がけています。



★ほめことばを使おう!


もっとも、現在は人によっては、ほめることは「上から目線の行為だ」ととらえることもあります。なので、ほめことばに「ありがとうございます」などの感謝のことばや「感動しました」「素晴らしいと思いました」などの自分の感想を添えるようにしています。心に思ったことをその場で伝えると、伝える人も聞いている人もお互いに笑顔になります。笑顔でコミュニケーションが取れることも、ほめことばの大きな効果です。ぜひ、人がしたこと、言ったことを具体的にその場でほめてみてください。きっとよい変化があるはずです。



★人間関係を良くする話し方を学びませんか?


日本話し方センターのベーシックコースや2日間集中セミナーでは、上に述べたほめことば以外にも、コミュニケーションをよくする話し方や心の持ち方をお伝えしています。これらは多くの受講生に共感いただいています。また、実行して人間関係の改善に成功している受講生も数多くいらっしゃいます。ぜひ「受講者の声」でその実際をご確認ください!

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